ちょっと古い記事ですが。

以前からやっている人には、「今さら?」と驚かれそうだが、ここ最近のワタシの日課はhi5(ハイファイブ)を更新することである。

 hi5とは、アメリカ生まれのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。タイの10代、20代には大人気で、テレビ番組のレポーターのクレジットにhi5のアドレスが紹介されたりすることもあるほど認知度が高い。日本の一般的なSNSと大きく違うのは、皆が皆、自分の顔写真を堂々と公開しているところだろうか。マイPCの壁紙に自分の写真を使うような国民性だから、hi5のプロフィール用写真も自己陶酔度が高くて、それを見るだけでも結構楽しかったりする。

 hi5という名前だけはずいぶん前から知っていたのだが、登録する直接のきっかけになったのは、ワタシのメールアドレス宛に招待メールが届いたことだ。あるサイト上で公開しているメールアドレスがあって、そこには必要なメールの他に、大量のスパムメールが届くのだが、それにhi5の招待メールが混じっていたというわけである。

 さて、登録したはいいけれど、基本的な使い方すらも把握しないまま放置すること数カ月。なんせ日本のmixi(ミクシィ)ですら、最後にログインしたのはいつだかわからないくらいなのだから、hi5もプロフィール情報はほとんどなし、友達(mixiでいうマイミク)はゼロというありさまだった。そんなときに、仕事で知り合ったタイ人男性にふと、「hi5やってますか?」と聞かれ、「登録はしたけれど、ぜんぜんいじってないから、あってもないのと同じですよ」と言って苦笑していたら、「あれは使い方次第では仕事につながるんですよ」と言われ、彼の話を興味深く聞かせてもらった。会社勤めをしている彼は、副業で内装のデザインをしているのだが、hi5つながりで知り合った人から2件ほど仕事を請けたことがあるのだとか。他にも、近々タイに旅行に来るというファラン(欧米人)から、「ウィークエンドマーケットに買い物に行きたいので、一緒に来てもらえるとありがたい」と言われ、彼らの買い物に同行し、値引き交渉までしてあげたと言う。「見知らぬ間柄なのに、ずいぶん親切にしてあげたんですね」と驚くと、彼は、「英語を使う機会がほしいんですよ、あとはいろんな国に友達というか、知り合いがほしくて」と答えていた。平日は残業もあるし、土日も副業にかかっていることが多くて、会社と家を往復するだけという彼が、時間をかけずにいろんな人と知り合えるのがインターネットであり、hi5であるという。

 そんなこんなで、hi5の友達ゼロのワタシは、早速彼に友達申請をしてつながらせてもらうことにした。「○○さんがあなたの友達申請を承認しました」というメールが届いて、彼のページに入ってみると、彼の友達の数はその時点で1,000人を超えていた。1,000人! どうやったらそれだけの人とつながれるのだろう。ワタシの頭の中では、幼稚園のときに習ったあの歌がリフレインしている。「♪1年生になったらー、1年生になったらー、友達100人できるかな――」。

 さて、ワタシもどうにかして友達を増やしたいと思い、コミュニティを検索してそこに参加しているメンバーに友達申請をすることにした。hi5の友達申請ではマイミク申請のように、「○○さんの友人・知人ですか?」といちいち釘を刺されることもない。「犬」とか、「エアロビクス」とか、キーワードをあれこれ変えながら検索してみて、結局行き着いたのは「Sillyfools」(第263話)。ボーカルチェンジする以前のSillyfoolsが好きというコミュニティを発見し、そこに参加していた20代と思われるPという女性に友達申請をしてみた。そして、自分のhi5の自己紹介欄に日本語とタイ語で簡単なプロフィールを書き、タイ語のほうには、「コメントを残していってくださいね」(コメント:「マイミクシィからの紹介文」のようなもの)と付け加えておいた。しばらくすると、Pから承認のメールが届き、コメント欄には、「私の名前はPです。Sillyfoolsのコミュニティから私を見つけたんでしょう。日本人と友達になれてうれしいです」と書き込まれていた。

 これをきっかけに、他のコミュニティで見つけた人に友達申請をしたり、自分のリアル友達を検索して友達申請をしたりと、その数は徐々に増えていって、現在は23人になった。面白いというか、タイ人らしいなあと感じるのは、たとえ見知らぬ間柄でも皆が気軽にコメント欄に書き込みをしていくことだ。簡単なあいさつでもそれがきっかけとなって、友達となる場合もある。ワタシは倖田來未が好きという20代の男性からコメントをもらい、それがきっかけでJ-POPの音楽ファイルをいくつか送ってもらった。彼はネットからJ-POPのヒット曲をダウンロードするのが趣味だそうだ。

 タイの芸能人、アーティストもこのhi5をやっている人は多く、ワタシも勝手にGOLF&MIKE(ゴルフ&マイク)のMIKEに友達申請をしてみたのだが、残念ながら承認されなかった模様。他にも、POTATO(ポテト)は友達数が250万人を超えていて、そんなに多くのファンがいるとは思えないのだが、「芸能人、スターとつながってみたい」という心理をうまくついているなあとひそかに感心している。

 さて、ワタシとしては、まずは「友達100人できるかな」。タイ人と友達になりたい人、タイ語を勉強中の人などは、hi5に登録してみてはいかがだろう。
増成ヒトミのタイ発バンコクな毎日

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